PRINTING印刷について
UVオフセット印刷
UVオフセット印刷とは紫外線(Ultra Violet ray)に速乾性のあるUVインキを使用し、紫外線を照射することで、瞬間的にインキを硬化・乾燥させる印刷方式のことをいいます。従来に比べインキ皮膜が強く耐摩耗性・耐薬品性に優れ、変色や褪色が少なく優れた耐久性を発揮します。
また、近年増加している加飾印刷はUV印刷で表現することが可能です。
※オフセット印刷とは:写真や文字を細部まで鮮明に印刷可能であるため、一般的に最も利用される印刷方式のひとつです。版についたインキを、ブランケットと呼ばれる転写ローラーに一旦移し(Off)、そして用紙に転写(Set)させて印刷をおこないます。版と用紙が直接触れることの無い印刷方式から「オフセット印刷」と名付けられました。
特徴
- 1.
- 裏移りしない。
- 2.
- 非吸収性の素材への印刷ができる。
- 3.
- 短納期が可能。(印刷と同時に乾いているので、すぐに後工程ができる。)
- 4.
- パウダーレスで衛生的。
(通常のオフセット印刷は、排紙部にパウダーを噴射するスプレーが付いている。パウダーにより紙と紙の間に隙間を作り、乾燥を促している。UV印刷は速乾であるために、このパウダーを使用する必要が無い。パウダーはデンプンの粉からできている。)
- 5.
- 耐久性がある。
- 6.
- 多彩な印刷表現が可能。
非吸収性素材への印刷
従来のオフセット印刷で使用しているインキでは、印刷後の乾燥のために半日から1日程度が必要となり、インキを吸いこまない非吸収性の素材への印刷は不可能でした。
UV印刷では印刷工程で紫外線を照射することによって、ユポやピーチコートなどの合成紙、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、スペシャリティーズなどのアルミ蒸着紙などへの高品質な印刷が可能です。
UVクリアニス
UVクリアニスをコーティングすることにより印刷面に美しい光沢を再現することが可能です。UVクリアニスは通常のニスに比べ耐摩耗性が強く、PP貼加工に負けない光沢感を一回の工程で塗工でき「短納期」「低コスト」を実現しました。
例えば、ポスターの印刷時に商品部分をUVクリアニスで高級感あふれるクリアーに表現し、それ以外の部分をツヤ消し効果のあるエンボスをコーティングするなど、その表現は自由自在で多彩な印刷表現が可能です。